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CSR はアウトソースする時代

CSR アウトソーシングサービスは、ESG や SDGs の普及に伴い、CSR は終焉したというように受け取られがちな昨今の社会情勢を鑑み生まれた BPO サービスです。CSR 自体は、今でも企業の社会的責任を全うする上で重要な存在です。

CSR アウトソーシングサービスが生まれた背景には、時代が ESG や SDGs にシフトし、なかなか CSR 自体の部署に費やすコストがないや人的リソースがないという課題を解決するためです。

確かに、ESG 領域の作業は極めて膨大であり、システム化はコストがかさみ、システム化しない場合は、人的コストが多数発生しと、コスト上の問題もあります。さらには、CSR って何をしたら良いのかアイデアが尽ききったという局面を迎えている部署もあります。

そこで、まるっと CSR の部署をアウトソーシングできるサービスをご用意しました。

CSR アウトソーシング

CSR(Corporate Social Responsibility「企業の社会的責任」)は、ESG や SDGs の登場で、やや下火になりつつあります。

CSR には、コスト負担もあり、更には、ESG や SDGs に人員を割かれてしまい、CSR まで手が回らないという企業が多数存在します。

そこで、FOSCHIA JAPAN は、CSR をアウトソーシング(外注)できるサービスをご提供しており、自社では手が回らないという CSR をアウトソーシングしたい企業さまを募集しております。

CSR アウトソーシングの最近の事例

全国の施設で SDGs 関連イベントを開催

その地域ごとの抱えている課題は異なります。そこで、全国にある各施設の責任者の方や担当者の方とコミュニケーションを図り、その地域ごとの課題を解決できる実践的なワークショップを開催したり、そもそも SDGs 自体あまり街で見聞きしない場合には、基礎講座などを開催しました。

これらは、長期にわたる事業でしたが、コンサルティング費用以外には、SDGsコンサルティングは無償提供されているので、実質かかった費用は、コンサルティング費用プラス旅費交通費の実費分でした。(今回は特別販促品は、当社から無償でご提供したため:このあたりはかなり柔軟に対応します)

イベント自体好評だったため、毎年開催し、内容をアップデートしながら、地域のお客さまと地域の施設の従業員が一緒に成長して行くプロジェクトになりました。

イベントの報告書とともに、ホームページやサステナビリティレポートなどに利用できる記事や写真も無償でご提供しております。

全工場を、災害時の避難所へ

製造業のクライアントさまにおいて、全拠点(主に工場)に太陽光パネルと井戸を掘りを無償でご提供し(提携業者と連携し、使用分をお支払いただくことで、無償化を実現)、BCP対応はもちろんのこと、災害時には、水道代を免除し、地域住民の方に水をご提供できるようにしました。

今後は、避難所としての設備の増強などを実施し、避難訓練や、炊き出しのイベントを開催することで、地域住民の方々との共存共栄を図っていきます。

もちろん、電気代、水道代は、太陽光パネルを設置したり、井戸を掘ったりしても、通常の電気代の20%引き、水道代は30%引きでご提供する契約のため、毎月のランニングコストも削減され、付帯契約で、万が一、電気代、水道代が安くなった場合には、その安くなった費用と同じ金額でご請求する内容にし、将来にわたり安心した契約内容になっておりますし、メンテナンス費用も業者負担です。

寄付が当たり前の社会へ

SDGs の多くは、先進国から、開発途上国、後発開発途上国への支援で解決ができます。もちろん、金銭や物品提供だけでは解決できないものも多いのですが、寄付自体、まだまだ必要な行為です。

ところが、日本では、寄付の文化があまり浸透しておらず、どこに寄付すべきか、寄付されたものがどう使われるのかなどわからない方が多く、この寄付に対するリテラシーを高めるために、全国の施設で、寄付に関するリテラシーを高めるためのイベントを定期的なものと常設的なものを開催し、広く支援の輪を広げています。

具体的には、この商品を購入すると、どこに寄付され、何に使われるのかを明示化したチラシとサイトを作成し、いつでも寄付の流れが見えるようにしました。これは常設的な寄付に関する認知向上施策です(チラシデザイン、ホームページ作成費用は当社負担)。

定期的なイベントとしては、寄付先の国際団体の職員の方に来ていただき、寄付がどのように寄付先で役立っているのかのセミナーを開催したり、千羽鶴をみんなで折り集め、寄付先へ寄付金と一緒に送付したり、英語や現地の言葉を学びお手紙を書くなど、かなり人気のイベントとなっています。

また、このイベントのフィードバックとして、「脱プラ」の動きは多いですが、私たちはプラスチックの恩恵によって支えられている文明を持っていることを理解した上で、施設で提供したプラスチックが最終的に回収リサクルできないことが、そもそも問題であることが判明したため。プラスチック製品の提供をつ付ける代わりに、回収を施設内でする仕組みを設け、プラスチックの回収に応じてくれたお客さまにポイントを付与し、施設利用料の割引に利用できるなど、創意工夫を重ね続け、毎年進化し続けています。

CSR をアウトソーシングするメリット・デメリット

CSR をアウトソーシングするメリット

  • CSR アウトソーシングすることで、 CSR のプロに任せて最善の結果を得やすい
  • CSR をアウトソーシングすることで、CSR 係る余計な物理的・人的コストが抑制できる
  • CSR をアウトソーシングすることで、本業に専念できる

CSR をアウトソーシングするデメリット

  • CSR をアウトソーシングしてしまうので、自社内で CSR を考えるというノウハウが蓄積されない
  • CSR のアウトソース先によっては、思い通りの結果が出ない
  • CSR のアウトソーシングにより、外注によるコストがかかる

FOSCHIA JAPAN の CSR アウトソーシングなら、デメリットも解決できる

FOSCHIA JAPAN の CSR アウトソーシングサービスは、ESG や SDGs 領域で一定度の実績を積み重ねてきているため、結果にご満足いただけないという可能性が極めて低いです。

また、CSR をアウトソースしたとしても、何故その結果に至ったのかや進捗のご報告を定期的に行い、ノウハウの蓄積もできます。CSR のフィードバックを、ESG や SDGs に反映することもできます。

CSR アウトソーシングに関するコストは、自社で CSR の部署を設けるよりも遥かにお安いお値段で対応しております。

CSR アウトソーシングの費用

CSR アウトソーシングは、ラボ型のご提供となります。チームまるごとお請けいたしますので、以下の価格表をご参照ください。

CSR アウトソーシングは、シンプルな価格表(ワンプランのみ)

CSR アウトソーシングサービス

550,000 円 / 月
(税込)

イメージ:CSR部長1名、社員1名の規模です。もう少しコンパクトにしたい場合は、都度お見積りしますので、ご相談ください。

CSR アウトソーシングの価格に含まれるもの

  • CSR 部署としての機能の一切をアウトソーシング可能
    • CSR の立案、提言、実行
    • 情報収集や市場調査、企業環境の調査
    • 各部署との連携
    • CSR レポートの作成(データのみ)
    • CSR 部署としての顧客対応(電話受電 20 件まで・メール送受信 100 件まで、架電は含まれない)
    • 電話回線基本料、ネットワーク費用、人件費込み

CSR アウトソーシングの価格に含まれないもの

  • CSR の実行フェーズで、経営者、従業員が稼働するもの(わかりやすくいえば、海岸の掃除なら海岸の掃除そのものの人数が2名を超える場合の人件費や、寄付なら寄付金そのもの)
  • 顧客対応で、受電電話 21 件以上、荷電 1 件から 1 件あたり 200 円/ コール + 荷電時の通信量実費(荷電の場合は許可制)
  • 顧客対応でメール 101 件から 50 円 / メール(それぞれ税抜)
  • CSR レポートの印刷などの資料印刷料
  • 移動が生じる場合の交通費実費(事前承認制)
  • その他、価格に含まれるもの以外に臨時で発生するコストの実費

CSR アウトソーシングサービスに関するよくあるご質問

Q
実際、CSR をアウトソーシングすると、請求額の実費はどの程度になりますか
A

55 万円をご請求することが多く、殆どの場合、追加料金は発生しません。

つまり、課金状態になるまで、電話対応やメール対応の料金発生いたしません。

Q
CSR アウトソーシングに掛かる年間 660 万円の効果は
A

CSR 部署として、CSR の一連の作業をお請けいたしますので、人件費 1 ~ 2 名分で、ほぼすべての作業を行います。

現在、2 名以上 CSR の部署に人員を配置している場合には、お安くなります。

また、CSR のプロが対応しますので、貴社の ESG や SDGs の取り組みと足並みを揃えることも可能ですし、地方創生などの分野でも貢献が可能です。

なお、当社の無料の SDGs コンサルティング を併用することで、更に効果が高まります。

Q
従来 1 名のみで対応していました
A

その場合には、CSR アウトソーシングのお値段を調整することも可能ですので、ぜひ、一度ご相談ください。

Q
CSR としての具体的な活動に関する費用はどの程度かかりますか
A

予めご予算をお決めいただき、その範囲内で活動をいたします。

例えば、1,000 万円のご予算の場合、660 万円を CSR のアウトソーシングにご利用されるため、残金の 340 万円でできることをご提示いたします。

Q
CSR をアウトソーシングしても、社員教育も兼ねて出向させられますか
A

適宜ご相談に乗っておりますが、ラボ型のため、プロジェクトごとに稼働するセンターが異なります。都道府県のご指定などはできませんので、予めご了承ください。

Q
ESG や SDGs に取り組んでいますが、CSR は必要ですか、またはそれぞれの違いがわかりません
A

この下に、コラムを掲載しておりますので、ご参考までにご一読ください。

Q
ESG に CSR での成果を非財務情報として開示したいのですが、数字データなどはもらえますか
A

はい。すべての CSR 活動を数値化して管理しておりますので、ご提供可能です。

Q
今どき CSR は古いのではないですか
A

当社も CSR という言葉ではなく、SR (Social Responsibility)として、コーポレートを外し、社会的責任活動を行っておりますが、わかりやすく CSR という言葉を用いております。

また、SDGs コンサルティングサービスは無償で付いてきますので、SDGs の同時推進も可能です。

更には、ESG と CSR の関係性についても、下にコラムを掲載しておりますので、ご参照ください。

コラム:「CSR と ESG と SDGs と」 CFO必見の最新情報 2022 版

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Photo by Pixabay on Pexels.com

ESG 経営とは、ESG そのものを事業の中心に備える手法であり、事業そのものになります。

CSR は、事業では拾えない社会の責任を、事業そのもの以外で対応することです。

そして、SDGs は、世界共通のゴールとして、ESG や CSR の方向性を定める羅針盤のような存在です。

つまり、ESG 経営として、ESG を事業の中心にし、事業そのものを ESG 化したとしても、それでも足りない部分は CSR で補うのが丁寧な社会的責任の全うの仕方になります。

多くの書籍やブログ記事で、ESG さえ取り組めば、CSR は疎かにしていいというような論調もありますが、ESG と CSR の両輪で社会と接していき、SDGs の目指すところの持続可能な開発を通じて、将来に渡りサスティナブルな社会を構築することが重要なのです。

更には、ESG を CSR の一部だとして認識している経営者や担当者は多いですが、それもまた誤りになります。CSR は、事業外の活動で、ESG は、事業そのものだからです。

従って、多くの企業で未だに CSR の部署で、ESG 対応を検討している企業も多いですが、ESG を検討すべきは、CEO、CFO の役割であり、CSR 部署の役割ではありません。

そうなると、ESG に関する物理的、人的、金銭的コストがかかる一方で、CSR という事業外の部署を社内に残すべきかどうかは、判断に迷うところだと思います。

そこで、ESG コンサルティング事業を手掛ける当社が、CSR を一括して請け負う CSR アウトソーシング(外注)サービスをご用意したのです。

CSR の部署を設けることで、例えば、ESG の Social (社会)の部分において、CSR 部署で事業から漏れてしまった社会の課題というのを拾い上げ、それを事業にフィードバックすることにより、ESG 経営が更に磨かれていくというサイクルを回すことができます。

また、当社のラボ型 CSR アウトソーシング(外注)サービスは、原則として都心部にはラボを設けておりません。守秘義務などから場所の開示はできませんが、地方創生の一躍を担うことにもなり、アウトソーシングする意味合いは更に深まるのです。

CSR 部署に人員を配置しても、ESG を意識してまで CSR 活動を行うことはなく、なんとなく、掃除をしようとか寄付をしようとかに落ち着きます。そして、それで頭打ちになり、CSR 部署の活動が低迷することが往々にしてあるのです。

確かに、当社の CSR 活動でも寄付を推奨することがあります。しかし、それらはすべて、ESG、SDGs の理念を理解した上でのストーリー性のあるものであり、ただ単に寄付をするというものではありまん。

もし、CSR アウトソーシングサービスにご興味がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。