その昔、海は、日本と海外を隔てていたが、今では日本と海外をつないでいる。

海の向こうにあるもの

幼い頃、千葉県銚子市の犬吠埼の灯台からみた景色は、海の向こうには、水平線があり、海と空が別れていた。

地球が丸いとか重量があるとか、そういったものを学ぶ前にみた景色は、普段、埼玉県で海のない人間にとり、ただ単に海は広いという認識でしかなかった。

海の向こうに何があるのかを想像したり、好奇心にかられるには、幼すぎたのかもしれない。

学校で地球儀を見たり、海の向こうにはたくさん国があり、日本の何倍も広い大陸があり、そして多種多様な人種の人たちが暮らしていると知り始めた頃から、海の向こうにある景色を見たくなった。

まさに、Ocean Dream の始まりである。